1日で歯周治療のレベルアップ
ご依頼された経緯
- スケーリングを見ても若いスタッフの中には器具を正しく歯面に当てれず、独自のやり方になっている場合があり、SRPに関して言えば、どこに縁下歯石があるのかがはっきり分かっていなかったり、仮に縁下歯石があると分かっていても器具の使い方が不十分でしっかりとしたSRPを行えていないと感じていました。
- SRP後も縁下歯石が残っていることもしばしばで、SRPが少し苦手だなと言うイメージがありました。また、スケーリングに関しても、独自のやり方になっているのではと感じていました。
- 今までSRPを行っていても、しっかり触知できているか、また除去をしっかり行えているか不安だったため、そこをきちんと学びたいと思っていました。プロービングも正しい圧で測定できているか、痛みを与えずかつしっかりポケット底に沿った測定を行えているか、患者さんへの説明、動機づけ、メインテナンスにも悩んでいました。
- 自己流でSRPを行っている感じなので、正しいかどうかわかりかねていましたので、いい機会を頂いたと思っています。痛みを感じる患者様へは特に難しいと思っていましたので、勉強させてもらえて有りがたいです。
- セミナーを聞いて実際に出来るかどうか不安がある。新人でもないのに今更聞けないことを聞いていいのか不安があるが、今回は参加する人数が院内のスタッフだけなので色々と聞いていきたいです。
- SRPがなかなか難しく、縁下歯石を触知できても、上手く除去できないのでSRPのやり方を教えてもらいたいです。知識(SRP)だったり、患者さんへの説明の仕方をもっと知りたいなと思っています。
- 歯周治療に対して、SRPが効果的ですがあまり技術が上がっておらず先生方から任されないことが多いので、しっかり少しでもSRPの技術、知識を伸ばしていき、患者様に正しい知識を与えられるようにしていきたいです。
- セミナーは衛生士になりたての頃に参加した以来なかなか参加できる機会がなかったので、色々なことを改めて基礎から教わりたいです。
医院の規模
鹿児島市 T歯科医院
歯科医師:4名 歯科衛生士:8名
実際に行ったこと
- 歯周基礎知識のおさらい
- 歯周基本検査と基本治療の知識
- スケーリング・SRP相互実習
受講された歯科衛生士の声
- 講義を受けて、健康な歯肉、歯肉炎、歯周炎の違いを認識して、それぞれのアプローチの方法、動機づけやメインテナンスの重要性、方法を学ぶことができました。また、臨床もレントゲン写真からだけでなく、口腔内所見で歯や歯肉の状態からブラッシング圧や歯ぎしりの可能性など考えられるよう、これから注意していきたいと思いました。プロービングやSRPは、患者側になってみることで、どのように当てたら痛いかなど気づくことができました。シャープニングがしっかり出来ていれば、SRPも無理な力を入れずに行えること、スケーラーの選択などたくさん学ぶことができました。本日はお忙しい中ありがとうございました。
- 先日は1日ありがとうございました。シャープニングは難しいと思いこんでいましたが、コツをつかめば短時間でできると分かりましたので、忘れないように定期的に実践していきたいと思います。スケーリングでは、改めて角度を認識できましたので、明日より に気をつけながら頑張っていきたいと思っております。
- 今回、歯周治療医院研修を受けて改めて歯周病やスケーリング、SRPのやり方を学べてとても勉強になりました。スケーリングやSRPは独学のやり方だったので、そのやり方が正しいのか不安もありましたが、大林先生に確認してもらい、この方法でも良いのだということが分かり安心しました。ポジショニングでは自分が自分が動くか、患者さんを動かすかで動作を最小限にでき、自分も患者さんも疲れないので、これからも自分のしやすいポジションをみつけてやっていきたいです。もう少し時間があれば、SRPで教えてもらった以外の部位のポジショニングや正しいPMTCのやり方を教わりたかったです。でも、少人数だったので、聞けないことも勉強できたので良かったです。実際に実践してスケーリングとSRPをしていきたいです。また機会があれば教えていただきたいです。
- 自分のプロービング圧を知ることができたり、自分の知識がないと患者さんにも説明できないし、動機づけも出来ないので知識をしっかりともう一度学ばないといけないと思いました。超音波スケーラー(P-Max)の握り方、当て方、角度も学べました。またSRPが出来てなかったので、抜去歯牙で練習して歯石を取れるようになりたいと思います。シャープニング時の角度なども日頃から意識してシャープニングする際はしたいと思います。また、細かいところまでしっかりと集中してみるようにします。本日はありがとうございました。
- 歯周治療に対して、全然知識が足りていないと感じました。これまでは患者さんが納得いくような説明ができないと思いました。相互実習ではSRPが全然できなかった。自分ができないことが不安であり、これから歯科衛生士としてやっていけるのかと自分がすごく嫌になりました。これからの歯科はメインテナンス、歯周治療が主となると思います。治療の補助につけるだけでは歯科衛生士としては全く役に立たないと思いました。今回の講義を受けて、自分の知識、技術はまだまだであり、学生を卒業してからまったく成長していないと感じました。
- 久しぶりに基礎から復習出来てとても貴重な時間でした。担当制ではないので、その日その時に治療する所のみ確認することも多く、自分が行ったSRPの予後を確認できる機会も少ないのですが、改めて衛生士のお仕事の幅広さや奥深さ、楽しさを実感しました。パートなので中途半端になりがちと言いますか、なかなか完全には難しく悩むこともあります。私も学生の頃から「ありがとう」を頂けるすてきなお仕事だと思っていたことを改めて思い出し、また頑張ってみようと思えました。すてきなセミナーありがとうございました。
ご依頼された歯科医師の感想
- 今回の歯周治療研修は、院内研修ということもあり、今実際に使っている道具を用いての実習だったため、学んだことをすぐに臨床の場で実践することができ、大変有意義でした。セミナー後もスタッフ一同、学んだことを忘れないようにと診療の合間を見て練習を行っており、モチベーションが上がっているようで、セミナーの効果が見られたと思います。本当にありがとうございました。
- 当院でこのような大掛かりなセミナーを開いたのは初めてだったのですが、スタッフの皆さんがとてもイキイキと受講されていたのが印象に残りました。実技の方をメインにお願いしていたのですが、講義の方も分かりやすく歯周組織について全員が再認識できたと思います。セミナーを通して、1人1人のP治療に対するモチベーションが上がったこと、また終わった後も全員で復習し合い、お互いに教え合って技術を高めようとしていることなど、とてもいい経験になりました。ありがとうございました。
自分の歯科医院をズバッと客観視し、何が良いか何が良くないか明確にしスタッフが成長できるためのヒントをいろんな角度からお伝えいたします!