歯周治療を基礎から学び直そう！

研修ご依頼の経緯

歯周治療を基礎から歯科衛生士全員で学び直したい歯科医院からのご依頼でカリキュラムを作成し、約1年間関わらさせていただきました。

歯科衛生士30名、歯科医師2名で受講された歯科医院は医院のしっかりとした経営理念、治療方針があり、その中での医院の方針を活かしながら成長をサポートさせていただきました。

リーダー格の歯科衛生士が2名いらっしゃり、スタッフへの教育方法にも悩んでいらっしゃたので、同時に教育のやり方やあり方も伝授させていただきました。

研修を受ける前の状況

スタッフ教育の時間をゆっくり確保出来ず、DHの成長にも差が出ていました。

しっかり時間を確保し、同じ環境、マインドで成長したいと常に感じていました。
シャープニング含め全ての処置に対して皆が自信をもって、処置出来るようになってほしい。
後輩指導の流れも明確にしたいと感じていました。

歯科衛生士の人数が多いので、時間確保が難しく、レベルの差や個性の違いなどに苦労されていらっしゃったようです。

ですが、リーダー格の歯科衛生士さんは誰からも憧れられる存在でしたので、私が関わることで、リーダーの負担減少、リーダーに依存しない成長なども視野に入れつつ、熟練チームと未熟チームで編成し、カリキュラムを組み、約1年間、関わらせていただきました。

研修での関わりと変化

初めの頃と研修が終わった今の皆さんの変化は以下の通りです。

皆が患者様に対して「良くなってほしい。」「自分のできることは何か」を感じて診療に取り組んでいる事、1から学び直した事で新しい発見、間違ってなかった等振り返る事が出来、自信に繋がったこと。
使っていなかった器具なども挑戦し自ら考え行動し、受け身が減ってきたこと。

座学は全てオンラインで学んでいただき、訪問した際には質疑応答や皆さんの意見をシェアする場面を設け同じ空間と時間を共有し、医院の機材を余すことなく用いて実際さながらの実習の時間に多く費やしました。

研修の最終回では持ち時間5分程度の症例検討会を実施。

毎日の忙しい時間の中スタッフの皆さんは担当する患者さんに向き合い自分が歯科衛生士としてどのように関わったかを発表していただきました。

歯科衛生士の皆さんの患者さんへの気持ちが熱く予定していた時間をかなりオーバーするくらいで医院全体が温かな雰囲気になったことを私もとても幸せに感じました。（オンラインでしたが、すごく伝わりました）

皆さんの熱い熱意に、聴いている私も感動したんです。

発表に至るまでは、本当に大変だった吐露されていらしゃったスタッフの皆さんも、結果的に発表後は皆さん口を揃えて「やって良かった！」「勉強になった！」「成長できた！」と言っていただけて、私も大変嬉しかったです。

研修でのご感想

座学、実技幅広く且つ重要な箇所は何度も振り返りをして頂き、とても分かりやすく毎回楽しいセミナーでした。
心理学も取り入れ、スタッフの性格からみる行動考えを知る事ができ、広い視野でスタッフや患者様を見る事ができるようになりました。
優しくスタッフに指導してくださり、皆安心してセミナーを受ける事ができました。