訪問研修6回で歯科衛生士のスキルアップ!
院長からのご依頼経緯
先代の院長継承により引き継がれリニューアルオープンして1年が経とうとしている頃に、歯科衛生士のスキルアップのため、いろんな外部講師をお招きして院内勉強会を実施されていらっしゃいました。
ライオン歯科材の予防セミナーを私が受け持ったことで、歯科衛生士のスキルアップの研修を数回でお願いしたいとご依頼を頂きました。
これまでの院長主導の治療中心から歯科衛生士業務を中心とした患者担当制による歯周治療、SPTへの移行を行うべく、一通りのスキルアップをご希望でした。
医院の規模
山下浩歯科医院
継承開業2021年
歯科医師:2名 歯科衛生士6名 歯科助手:2名 歯科受付:2名
カリキュラム内容
信頼関係を構築・患者さんの立場を再認識し、自分の仕事を見直そう!
- 患者目線を考える
- 五感を使ったコミュニケーションスキル
- 信頼関係を築く
- 傾聴
- 寄り添った言葉の使い方
1
歯周基礎知識と歯周基本治療をおさらいし、患者さんに信頼されるスタッフになろう!
- 歯科衛生士の役割
- 歯周基礎知識
- 最新歯周病因論
- 歯周基本検査
- プロービング
- 超音波スケーリング
2
歯周治療の流れを理解しつつ、ライフステージ別の歯科保健指導ができるようになろう!
- 歯周治療の流れ
- ライフステージ別の対応
- 歯科保健指導
- ブラッシング指導
- プラークコントロール
- PMTC
3
SRPの知識とシャープニングの知識を身につけ、キュレットのエッジを使いこなそう!
- SRPの知識
- レントゲン読影
- 歯牙解剖
- キュレットスケーラーの構造
- シャープニング
4
SRPの知識から歯周治療を直せるキュレットの操作方法を知ろう!
- SRPの知識
- キュレットの操作方法
- 2種のストローク法
- 挿入方法
- ポジショニング 各部位のポイント
5
歯周治療のゴールとメインテナンスを理解し、患者さんとの長い付き合いで必要なスキルを身につけよう!
- 歯周治療のゴール
- メインテナンス
- 歯科衛生士の8つの視点
- 口腔ケア
- 続けてもらうための患者教育
- まとめ
6
実際に行ったこと
研修実施は3ヶ月に1度のペースで行いました。
研修終了後はよりインプットしていただいた研修内容をアウトプットするための課題を実施。
毎日の診療に加え、課題提出に取り組むことは並大抵のものではないのですが、ゆっくりと皆さんのペースで実施いたしました。
6回の訪問研修を振り返って
- 貴重なお時間をありがとうございました! 臨床でもアドバイスを頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
- いつも否定せず前向きな回答をされていて 自分も気をつけようと思います。
- 普段行っている臨床に役立つことを、配布資料や実習で分かりやすく学ぶことができました。ありがとうございました。今度は実際に行っているところを見ていただけるので、よろしくお願いします。
- とても勉強になりました。頂いた資料を見返して忘れていることがあったら思い出して、実践していきたいと思います。
- 先生の講義中の置き換え言葉すごく好きでした。私もそういう言葉かけがスッと出て来れるようになったらいいなと思います。
- 6回に分けて、観察力や患者様との信頼関係の築き方、大林先生の言葉掛けのテクニック、引き出しの多さ、普段改めて学ぶことも少ない流れの再確認など、とにかく学ぶことが多かったです。
研修終了後、臨床指導へ移行
6回の訪問研修でのスキルアップを終了し、学んだことを臨床で活かせるようにサポート
自分の歯科医院をズバッと客観視し、何が良いか何が良くないか明確にしスタッフが成長できるためのヒントをいろんな角度からお伝えいたします!